先日の1月24日から降り出した雪で、25日は診療所の入り口付近を中心に雪かき作業。
氷点下でカチカチに凍っていて傾斜のある部分は滑りやすくなっていました。
来院される方が転倒しては大変なので、職員が一丸となって対策を行い、普段よりも1時間半遅く外来開始にこぎ着けました。
こんなこともあってブログの更新が遅くなってしまいました。
ツイッター上で収集した医療情報をつぶやく形でお届けしていますが、今回は10個をまとめてみました。
最初は、認知症に関連した情報を3つ。
① いくつか種類のある降圧薬の中で、ARBと呼ばれるタイプのものはACE-Iと呼ばれるタイプのものに対してアドバンテージがあまりないのですが、アルツハイマー型認知症の発症率ではいい結果が出たようです。
降圧薬の使用とアルツハイマー病発症率低下に関連あり。特にアンジオテンシンII受容体拮抗薬の使用は、降圧薬の中でも最大のベネフィットをもたらす可能性。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) December 29, 2022
降圧薬使用とアルツハイマー病との関連~メタ解析 https://t.co/o0DflLwkgm
② 先日、大阪湾の淀川河口付近に迷い込んで話題となったマッコウクジラも認知症だったのかも知れませんね。
座礁したイルカの脳にアルツハイマー病に似た病変があったという報告。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 11, 2023
今、座礁している淀川河口のクジラもそうなんでしょうか。
Stranded Dolphins' Brains Show Alzheimer's-Like Changes https://t.co/h8BP7Vango
③ 運動は多くの人と楽しんで行なうのが一番です。
みんなで楽しんで運動することは大事です。普段1人でジョギングしていると実感します。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 13, 2023
認知機能低下予防のための運動、1人より仲間と行う方が効果的と判明-筑波大ほか - https://t.co/4MlZGuDXyw
次は、腸内細菌に関する話題。
④ 新型コロナウイルスワクチン接種による抗体の増え方の個人差、これにも腸内細菌が絡んでいそうです。
新型コロナワクチンの免疫原性には、腸内細菌の蛋白質発酵に由来する分枝鎖脂肪酸値が負の影響を、食物繊維が正の影響を与える可能性。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 18, 2023
腸内細菌叢と食物繊維は新型コロナワクチン接種後の抗体に影響 https://t.co/BF92gmvKAo
⑤ いい腸内細菌を育てて、糖尿病を防ぐことができる時代が来るのかも知れません。
腸内細菌の内には、糖尿病の発症に関連している菌もいれば、抑える菌もいるようです。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 23, 2023
腸内細菌が糖尿病に関与している可能性 https://t.co/uj8a2dw8gi
⑥ 悟りを開くとは、究極の腸内細菌を得ることなのでしょうか。
チベット仏教僧侶と近隣地域の世俗住民の便と血液のサンプルを比較分析。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 25, 2023
面白い結果ですが、深い瞑想を科学的にどう定義してるんでしょう。
深い瞑想は腸内微生物を健康的にする https://t.co/dW1I4mI8Gd
肥満に関連する話題を2つ。
⑦ 30年ほど前、私は今よりも15kg近く太っていた時期があります。免疫細胞がまだその時このことを覚えているのでしょうか。
過去の肥満の時の「記憶」が自然免疫細胞に残っているらしいです。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 5, 2023
元「肥満」でも症状悪化=マウスの加齢黄斑変性―京大病院など https://t.co/KRfVgBGMlJ
⑧ 食べ物により腸内細菌のバランスが変化することで、肥満が抑制できる可能性がありそうですね。
漬物やキムチの乳酸菌が菌体外多糖産生 → 腸内細菌構成変化 → 短鎖脂肪酸産生を促進 → 宿主側の短鎖脂肪酸受容体を介してエネルギー代謝調節に関与
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 20, 2023
漬物やキムチの乳酸菌による肥満抑制の分子メカニズムを解明-京大ほか https://t.co/pMNk3vsBO3
最後に、運動に関連する話題を2つ。
⑨ アーモンドチョコレートをよく食べている私にとっては嬉しい情報です。
今日はアーモンドの日。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 23, 2023
アーモンドを毎日摂取すると代謝が変化し、運動による炎症と酸化ストレスがダウンレギュレートされ、体の回復が早まるというタイムリーな報告。
アーモンドは運動後の疲労回復に有効 https://t.co/f7NoyWchg4 https://t.co/1yCinBPyfk
⑩ 一度試してみようと思います。
ジョギングやってる身としては、ビートジュースの筋持久力に対する効果も調べてほしいですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 26, 2023
ビーツの硝酸塩が筋力を有意に増加させる https://t.co/yJjNPVXY3L