野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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カフェイン

メダカ〖 今月のつぶやきから 86 〗


今シーズンはややスギ花粉が多いようで、私も油断すると目の痒みやくしゃみがひどくなります。
自身を通して花粉症治療の経験は豊富ですので、ご遠慮なく相談して下さいね。

ツイッター上で医療情報をいち早くお届けしていますが、今月のつぶやきの中から10個を選んでまとめてみました。


まずは、何でも摂り過ぎは良くないという話題5つ。

① フライドチキンを毎日なんて日本では考えられませんが、米国ではあり得る話です。

② 食べ放題・飲み放題のランチバイキングで、コーヒーを10杯以上飲んで中毒になった方もいらっしゃいましたが、アルコールに強い人・弱い人がいるように、カフェインも代謝に個人差があります。

③ 海外では、緑茶飲料も甘く味付けしてあることがほとんど。なぜそんなに甘いものを欲しがるのでしょうか。

④ 2年ほど前には乳児が食塩入りの飲料を与えられて死亡する事件がありましたが、今回は水族館のペンギンです。

⑤ 人工甘味料はメタボに繋がることが知られてきました。ダイエットできないばかりか健康を損ねます。


あとは、個人的に興味のあったものを5題。

⑥ 検査手段が乏しく診断が遅れがちになる膵臓がんが、簡単にわかるようになるかも知れませんね。

⑦ インフルエンザを契機に、血管イベントが増えるという報告なので、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などの基礎疾患がある人は気をつけたいです。

⑧ 欧米人は痛みを極端に嫌いますから、こういうデバイスが産み出されるのでしょうね。

⑨ 光をコントロールすることで、食欲をなくしたり血糖を下げたりできないものでしょうか。

⑩ 日本でもそれほどメジャーではない食材ですが、それを海外のラボが研究対象にしたのは少し悔しいですね。

酸素ボンベ〖 今月のつぶやきから 81 〗


今月は診療所のパソコンを新調したり、新しい取り組みの下準備をしたりして、医療関係の情報の収集に時間があまり割けませんでした。
なので、twitter上でのつぶやきも少なめでした。

そんな中、今月のおさらいに取り上げたのは8つの情報で、いずれも今の時代を反映するようなものばかりです。

① いわゆる民間療法にすがる気持ちはわからないでもないですが、正しく医療情報を読み解く力を持ち合わせていれば・・、と思える事例は後を絶ちません。

② 緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物が身近にあるせいでしょうか、カフェインに抵抗感のない人が多いように思います。
当院でも数例、カフェイン中毒を診たことがあります。
③ 我々の処方する薬には抵抗感を示すのに、巧みな宣伝文句にはコロリとだまされてしまう人が多いです。
これまた、医療情報を正しく読み解く力が欠けているからに他なりません。

④ 少々の痛みや辛さを耐えることのできる日本人からみたら、滑稽にしか思えない米国の病巣、その1。

⑤ 健康リスクが問題となったため、抗菌成分の入った石鹸は禁止の方向になりました。
しかし、歯磨き粉や汗拭きシートなどでは依然として使われています。
我々の体には免疫という仕組みが備わっていることをお忘れなく。

⑥ 米国の病巣、その2です。

⑦ 国の受動喫煙に対する姿勢には本当にがっかりしましたが、地方自治体は積極的に動いていますし、こういう情報を流してくれるサイトは本当に助かります。

⑧ 在宅酸素を余儀なくされる原因のほとんどは喫煙にあります。
そういう状況になってもタバコがやめられない人が。
路上で携帯酸素ボンベを引きずりながら喫煙している人を見かけたことがありますが、周囲の人を巻き込んでしまう可能性なんて頭の中には微塵もないのでしょうね。

首振り〖 今月のつぶやきから 32 〗


Twitterでのつぶやきをいくつかをまとめておさらいするシリーズです。
今月もいろいろな話題を拾い上げて、ツイートしました。

最初は、最近報告の多い、お茶やコーヒーに絡んだものから。


次に、誰でも手にしたり口にしたり。
とても身近なものに関する話題です。




りんご〖 今月のつぶやきから 25 〗


一ヶ月分のツイートをおさらいするこのシリーズも3年目に入ります。

今回はまずリツイートがかなり多かった2つを紹介します。
最初のものはあまり大した内容ではないのですが、大晦日からお正月にかけて反響があったもの。
次のものは以前ブログで話題にしたもので、インパクトがあったのでしょうが、どんなものにみんなが食らいついてくるか予想もできないのが twitterの面白いところです。




次に、自分で頭に残しておきたいつぶやきを4つ。
本当はこういったつぶやきをたくさんリツイートしていただきたいのですが。




t79q57tz.gif 〖 医療情報 Pick Up おさらい 11 〗


・禁煙は/慢性関節リウマチの/症状緩和に有効 (日経メディカル 08/10/28)

・男性に比べ/女性のてのひらに/多様な細菌が生息 (PMID 08/11/3)

・妊婦の1日2杯の/コーヒー摂取で/胎児の発育遅延の/リスクが上昇 (BMJ 08/11/3)

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左側のカラムで紹介している「医療情報 Pick Up」の情報、今月は 3つでした。

3番目に関しては、コーヒーに限らずカフェインが問題なようで、1日200mg程度でも影響があるとか。


「医療情報 Pick Up」に取り上げませんでしたが、最近ビタミンに関するデータが次々に出ていますのでこの数ヶ月分をまとめて見出しだけ紹介します。
サプリなどでビタミンを補充するメリットがあるのか無いのか・・・、幅広く情報を得てご自身でご判断を。

・ビタミンE・Cどちらも心血管疾患予防(50歳以上男性)に効果なし (JAMA 11月12日号)
・一般的な栄養サプリメントは女性の癌を予防しない (JAMA 2008年11月5日号)
・ビタミンEには心血管イベントの予防効果はない (BMJ 2008年11月1日号)
・ビタミンBはアルツハイマー病の認知低下抑制の効果なし (JAMA 2008年10月15日号)
・冠動脈疾患患者の2次予防にビタミンBは無効 (JAMA 2008年8月20日号)
・ビタミンB類と葉酸では、うつ症状の発生率と重症度が軽減しない (J Clin Psychiatry 8月号)

・ビタミンB12が高齢者における脳体積の縮小を防ぐのに役立つ可能性 (WebMD 2008年9月8日)
・ビタミンC投与でがん半減 マウス実験で (PNASオンライン版 2008年8月4日号)
・ビタミンKの補充で高齢男性のインスリン抵抗性の進行が抑えられる可能性 (Diabetes Care オンライン版 2008年8月12日)


         □ 関連記事  医療情報Pick Up  10


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