HPV.gif夏休みの期間は子宮頸癌予防ワクチンを接種される方が多数いらっしゃいました。

子宮頸癌予防ワクチン接種事業に基づき、鹿児島市では対象年齢の方は無料で予防接種を受けていただくことが可能であることはご存知かと思いますが、注意点があります。( 事業の詳細はこちら → 子宮頸癌予防ワクチン接種について )

① 現高校2年生は特例として、9月までに1回目の接種を受ければ事業の対象として無料となります。10月以降は一切対象となりません。

② その他の対象年齢の方については来年3月末までに接種する分については無料となります。ワクチンは合計3回接種していただく必要があります。3回目は初回接種の6ヶ月後に受けていただきますので、初回はやはり9月中に受けていただかないと、全てが無料の対象となりません。

以上の点を十分ご留意下さい。


9月15日からはこれまでの「サーバリックス」に加えて「ガーダシル」というワクチンが接種可能となります。
サーバリックスは 2価のワクチンで、子宮頸癌の原因となる HPV ( ヒトパピローマウイルス ) の16型・18型の感染を予防します。
そして新しい免疫増強剤が付加されているためワクチンの効果が長く、20年は続くのではと推定されています。( → 参考 )
これに対し、ガーダシルは 4価のワクチンで、16型・18型に加え、6型・11型にも有効です。
6型・11型は子宮頸癌には関係しませんが、尖圭コンジローマという皮膚疾患の原因となるもので、このワクチンにより HPV疾患を広くカバーすることができます。
有効期間は 5年となっています。

9月15日以降に初回接種を受けられる方は、どちらかを選択していただくことになります。


いずれにせよ、この予防接種事業での無料接種の恩恵を最大限に享受していただくためには 1回目を今月中に受けていただく必要がありますので、希望される方は早めにご予約くださいね。