2009102813294922192.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 22 〗


鹿児島では10月をピンクリボン月間と定め、乳がんの早期発見・早期治療の重要性をアピール。
検診を受けていただくことが何よりも大切なのですが、日本での受診率は10%台前半に留まります。
欧米では70-80%台であることを考えるといかに低いかがわかります。
乳がんは私の専門外領域ですが、ついこの前、大腸がん検診で 3年続けて便潜血が陽性なのに精密検査を受けずにおられた方がおりました。
ようやく大腸内視鏡を受けていただいたところ、進行がんが見つかりました。
検診を受けてもその後やるべきことをやらなくては何の意味もありませんのでご注意を。

症状のある方は病院を受診するでしょうが、検診は自覚症状のないうちに病気を拾い上げるためにあるもの。
元気だから検診を受けなくても大丈夫と考えずに、検診で健康体であることを証明してやろうじゃないか、と積極的な姿勢を持つことが大事です。

今月左側のお知らせ欄でお届けした「医療情報 Pick Up」は以下の三点です。


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・腿の細い中高年は/心血管疾患や死亡の/リスクが高い/デンマーク男女の調査 ( BMJ 2009;339:b3292 )

・乳がんによる死亡者の/4分の3は定期的に/マンモグラフィでの/検査を受けず/米国女性の調査で ( 2009 Breast Cancer Symposium )

・緑地の近くに住む人は/鬱病や健康上の問題が/少ない ( WebMD 09/10/14 )



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