8ogt7j2r.gif10万人あたり3.9人。
これは最近発表された2007年の鹿児島県における気管支喘息での死亡の割合を示しています。
2004年は5.6人でしたから 3割も改善している・・・と喜んではいられません。
というのもこの数字、2004年は都道府県順位で最下位、2007年でも46位なのです。
ちなみに2007年の 1位の県は1.2人ですから 3倍以上の開きがあります。

原因は様々なことが言われています。
元々南国は喘息の罹患率が高いとか、鹿児島は高齢の患者さんが多いからとか。
しかし喘息の患者さんが不十分な治療で発作をしっかりコントロールできていないのではないか、そういうことも考えられます。
万年下位を返上すべく、鹿児島の呼吸器科の医師たちを中心に鹿児島ぜんそくネットワークなるものを立ち上げ、医療連携などを通しての努力を行なっています。

喘息は吸入ステロイド薬による日々の予防が基本中の基本。
この吸入薬の使用率の低い県ほど喘息の死亡率が高いこともはっきりしています。
医師も頑張っていますので、治療を中断することなくしっかりコントロールしていきましょう。
喘息は放置すると死につながることのある怖い病気ですから。