6月に梅雨明けが発表されたのに、7月に入ってからが天候不良が続きましたし、桜島の噴火警戒レベルが初めてレベル5になるなど、気象・災害の話題が多かったですね。
集めた医療情報をツイッターでつぶやいておりますが、今回は以下の9題をピックアップして振り返ってみます。
まずは、アプリ関連の話題。
① アルツハイマー型認知症を97%の精度で推定できるというこのツールは、医療機関以外でも役立つでしょうね。
タブレット端末で文字や図形を描画する5つのタスクを行うことで認知機能障害の診断を支援できるツールを開発。https://t.co/IOC2UBVk96
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) June 28, 2022
② 不眠症の方にはライフスタイルを聞きだした上でアドバイスしてますが、このアプリは個々の事情に応じてメッセージを送信する仕組みのようです。
アプリで促す不眠症の認知行動療法。有効性が示されたようです。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 27, 2022
有効な不眠症改善アプリを開発、個別のメッセージ送信で行動変容を促す-京大ほか https://t.co/S3IJQthDYz
次は、既存の薬を適用とは異なる疾患に使うという話題。
③ 古くからあるパーキンソン病治療薬がアルツハイマー型認知症治療に使えそうですね。
iPS細胞を用いてアルツハイマー病の原因物質アミロイドβを減らす化合物を調査し、パーキンソン病治療薬ブロモクリプチンに辿り着く。これなら安価だし、期待大。‥ブロモクリプチンでアルツハイマー病の進行抑制=iPS細胞で発見の既存薬―京大など https://t.co/tQWt1AjvpS
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) June 30, 2022
④ 古くからある糖尿病治療薬が、難治性の脳腫瘍再発抑制に使えるのではないかという治験が始まりました。
糖尿病治療薬メトホルミンに膠芽腫のがん幹細胞を喪失させる可能性があるということで始まった治験。難治性の脳腫瘍ですから、効果があるといいですね。https://t.co/PqoSaT4vnm
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 8, 2022
⑤ 比較的新しい糖尿病治療薬が、自己免疫疾患の一つである多発性筋炎の症状緩和に応用できそうです。
GLP-1受容体作動薬には、筋萎縮抑制・細胞死抑制・抗炎症などの作用があり、動物モデルで炎症性筋疾患の筋力改善・炎症抑制の改善が認められたようです。https://t.co/P9FcBCzDqM
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 21, 2022
最後にCOVID-19 (新型コロナウイルス) に関連する情報です。
⑥ 鼻に綿棒を突っ込まなくても済む検査法は、検査する側も感染リスクが減らせるので助かります。
これは画期的な検査手法ですね。‥新型コロナウイルス感染症の新しい迅速診断パッチを開発、無痛で貼るだけ-東大 https://t.co/pTxXbxb9FC
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 5, 2022
⑦ 唾液、大事ですね。
唾液の感染防御の仕組みに新たな知見が加わりました。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 6, 2022
唾液中タンパクがコロナ感染防止 高齢者の重症化と関連かhttps://t.co/rUFbzVMfRs
⑧ アルパカ抗体についてはテレビでも取り上げられていましたが、喉に噴霧するだけでも免疫がつく可能性がありそうです。
ヒト抗体が到達できないCOVID-19のスパイクタンパク質の深い溝に入り込むことができるアルパカ抗体。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 15, 2022
ラクダ科の動物はH鎖とL鎖でできた通常の抗体に加え、H鎖のみでできた抗体を持ってるんですね。
オミクロン株を含む全ての変異株に有効な「アルパカ抗体」を創出 https://t.co/Azz3Spz7iD
⑨ 先月も取り上げたスルフォラファンには多様は働きがありますね。
スルフォラファンとレムデシビルの低用量の組合わせで、単独治療より効果的。‥ブロッコリーの「スルフォラファン」が新型コロナに効果 ウイルス増殖や炎症を抑制 https://t.co/3u6wazjAzS
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 19, 2022