野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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唾液

アルパカ〖 今月のつぶやきから 127 〗


6月に梅雨明けが発表されたのに、7月に入ってからが天候不良が続きましたし、桜島の噴火警戒レベルが初めてレベル5になるなど、気象・災害の話題が多かったですね。

集めた医療情報をツイッターでつぶやいておりますが、今回は以下の9題をピックアップして振り返ってみます。


まずは、アプリ関連の話題。

① アルツハイマー型認知症を97%の精度で推定できるというこのツールは、医療機関以外でも役立つでしょうね。

② 不眠症の方にはライフスタイルを聞きだした上でアドバイスしてますが、このアプリは個々の事情に応じてメッセージを送信する仕組みのようです。


次は、既存の薬を適用とは異なる疾患に使うという話題。

③ 古くからあるパーキンソン病治療薬がアルツハイマー型認知症治療に使えそうですね。

④ 古くからある糖尿病治療薬が、難治性の脳腫瘍再発抑制に使えるのではないかという治験が始まりました。

⑤ 比較的新しい糖尿病治療薬が、自己免疫疾患の一つである多発性筋炎の症状緩和に応用できそうです。


最後にCOVID-19 (新型コロナウイルス) に関連する情報です。

⑥ 鼻に綿棒を突っ込まなくても済む検査法は、検査する側も感染リスクが減らせるので助かります。

⑦ 唾液、大事ですね。

アルパカ抗体についてはテレビでも取り上げられていましたが、喉に噴霧するだけでも免疫がつく可能性がありそうです。

⑨ 先月も取り上げたスルフォラファンには多様は働きがありますね。

wxq2ouyq.gif ◆ 診療所ライブラリー 29 ◆


紹介が遅れましたが、これは書くべき人が書いた本。

診療所のライブラリーに書籍を揃えながら、困っていたのが最近増加の一途をたどっている疾患、胃食道逆流症 (逆流性食道炎) に関する本の少なさでした。

大学の先輩にあたるこの分野の第一人者が昨年秋に出した待望の本で、たいへん分かりやすく胃食道逆流症について解説しています。
講演などで披露するカレーの話や唾液の役割などなどについても言及しており、一般の方から専門職の人まで有用な中身の濃い本だと思います。
医学関係の本は数字や横文字がどうしても多くなるので横書きに限る、と思っていますが、その点も文句なし。

ちょっと残念なのは背表紙。
青地に赤い文字で本のタイトルが書かれているため、本棚に並んでいると字が目立たないし、目の悪い方には読みづらいと思います。
なので、本屋で誰も手にしてくれないのではないかとちょっと心配です。


( ライブラリ充実のために .. ご協力いただければありがたいです )  → つらい「胸やけ」スッキリ―胃食道逆流症といわれたら

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