土岐麻子【診察室のBGM 104】


毎年、12月の診察室のBGMは賑やかなクリスマスソングに衣替えします。
どうしても重複する曲も多いのですが、色々なアーティストのバージョンで楽しんでいただけるのではないでしょうか。

先月リリースされたばかりの 
土岐麻子 のアルバム「Standards ~ in a sentimental mood」はその名の示す通り、ジャズスタンダード集。
これが涙が出てくるくらいの出色の出来栄えなんです。
父親であるサックス奏者
土岐英史のプロデュースで、彼のサックスも存分に味わえるのは、二人のファンである私にとっては至福の極みです。

ブロッサム・ディアリーの甘ったるい声が印象的な「Cristmas in the CIty」の元歌では、途中で作者であるジェイ・レンハートの線の太い歌声も聴くことができますが、そんなクリスマスソングで何と細野晴臣とのデュエットを実現させています。
もちろん父親の美しいソプラノサックスも楽しめるという贅沢な一曲。
スピーカーからこの曲が流れてくる順番がとても待ち遠しく感じます。

下にはブロッサムの曲を貼っておきましたが、どこかで必ず一度は耳にしたことのあるメロディーだと思います。