野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して43年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

大豆

味噌汁〖 今月のつぶやきから 104 〗


猛暑の8月。
鹿児島では8月18日に肝付町で県で過去最高となる38.5℃を記録しました。

月末に台風8号の影響で暑さも一段落しましたが、今後は暑さと台風襲来を繰り返しそうですね。

さて、相変わらず新型コロナの話題のウエイトが大きい医療界隈。
私のツイッターもそれ情報が中心ですが、1ヶ月分を振り返ってピックアップしてみます。


最初は、やはり新型コロナウイルスに関連した4つの話題からです。

① 犬の嗅覚を利用して疾患の発見に繋げる取組みは以前からありますが、新型コロナに罹患しているかどうかも嗅ぎ分けるとは恐れ入ります。

② 味覚障害だけでなく聴力低下にもつながる可能性があるようで、新型コロナ感染症は厄介ですね。

③ 新型コロナだけではなく、喫煙は呼吸器感染にとってはマイナスです。


④ 新型コロナの感染様式が発表された時、私もRA系阻害薬は大丈夫なのかどうか懸念しましたが、逆に重症化を防ぐ役割がありそうだとする日本からの報告です。



次に、医療環境を変えそうな話題を2つ。

⑤ 胃の内視鏡がファイバースコープから電子スコープに変わって大きな変革をもたらしたのと同じようなインパクトになりそうです。

⑥ 外科手術時の消毒薬はポビドンヨード一辺倒ですが、他の消毒薬の優位性の報告もありますし、特定波長の紫外線も有効となると、いずれ淘汰されていくでしょうね。


最後は、食事に関連した話題を3つ。

⑦ 糖尿病研究で権威のある施設からの報告です。

⑧ 植物性の蛋白質の代表格は大豆ですね。


⑨ 大豆の中でも発酵性の味噌や納豆がいいとする報告。和食の研究をどんどん進めていってほしいものです。

2011062122192616737.gif ◆ 診療所ライブラリー 63 ◆


医食同源という言葉があるように、健康と食事は切っても切れない仲。
診療所のライブラリーにも何冊か食事に関係する本を並べてあります。

数年前に食の偽装問題が相次ぎましたが、その根底にあるのは安くておいしいものを要求する消費者自身に問題があるのではないかと、様々な食材をレポートして考察するのが今回紹介する本です。

口蹄疫や鳥インフルエンザ問題の時に驚いたのは一つの施設の限られた空間に飼われている家畜の数の膨大さ。
醤油や豆腐、納豆など日本人の大豆の消費は多いのに極めて低い自給率。
普段からとても疑問に思っていることがたくさんありました。
消費者の要求する低価格を実現すべく追い求めた食料の供給の実態が一体どういうものなのか、この本で垣間見ることができます。
一方で、しっかりとした理念を持って本物にこだわる生産者もいることがいくつかレポートされています。

この本と同時期に読んだ本に「世界の食料ムダ捨て事情」がありますが、こちらは大量廃棄される食糧問題の深刻さをえぐり出したもの。
二つの本を通して、自然の恵みを忘れかけた飽食時代の日本人はとんでもないものを口にし、まだまだ食べられるものを捨てている現実を知ることになりました。

福島原発事故を契機に節電に対する意識は高まってきましたけれど、消費者自身が食習慣の現状にも目を向けて改めるべきところは改めていかなければなりませんね。
それは地球環境にも優しいことですし、メタボ改善や疾病予防にも繋がっていくのです。


  → 日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない

nzwpdwzm.gifページ左側にちょっとした情報を流す告知板を設置していますが、
先月から「医療情報 Pick Up」を加えているのをお気付きの方も多いかと思います。

雑誌、ネット等で最新情報に目を通しているのですが、その中にはこれは専門家でなくても興味を引くのではないか、という記事も見かけます。
そういった面白そうなものを載っけていこうと思っています。
更新は不定期です。
当BLOGへお越しの際は是非そちらの方にも目を通して、健康な生活にお役立て下さい。

極めて短い文に要約しますので、場合によっては内容に正確性を欠くことがあるかも知れませんがご容赦を。


ちなみにこれまで紹介した記事を列記しておきます。

・トマトの蛋白質に/動脈硬化の予防効果/マウスの実験で (Leuter Health 07/11/13)

・合成着色料や/食品添加物で/子供の多動性が増加/3歳、8~9歳児において (Lancet 07/11/3)

・睡眠時間の短い子は/現在及び3年後の/過体重と関連/米国小児で解析 (Medscape 07/11/28)

・小児の上気道感染の/夜間の咳や睡眠の質に/ハチミツが有効/米国の2歳から18歳で (Medscape 07/12/3)

・公共の場の喫煙禁止で/非喫煙者の/心筋梗塞による入院が/70%低減 (Journal of Drug Education 07/12/11)

・大豆製品摂取で/脳梗塞・心筋梗塞の/リスクが著明に軽減/日本人閉経後女性で (Circulation 07/11)


↑このページのトップヘ