1月22日、鹿児島県は新型コロナウイルスに対する警戒基準を感染者急増にあたるステージ3に引き上げ、感染拡大警報を発令しました。
25日から2月7日までの間、鹿児島市・薩摩川内市・霧島市・鹿屋市・名瀬市の飲食店に対し営業時間短縮の要請もしています。

警戒基準警戒基準のレベルを決める項目が7項目あり、そのうちの「病床占有率 (全体) 」が31.3%、「新規感染者数 前週との比較」が増加、と2項目が該当しています。( いずれも1月21日現在 )

1月20日には、鹿児島県過去最高となる59名の感染者確認と介護施設でのクラスターが認定されれ、入院患者の7割を重症化しやすいとされる60歳代以上が占めています。
入院が長期間に及ぶ可能性が払拭できず、医療供給体制が窮する懸念が出ています。

1月8日に国から緊急事態宣言が発出され、都道府県によっては独自の宣言を出しているものの、感染者数は容易には減少していません。
新型コロナウイルス感染症とは全く関係のない緊急を要する患者さんの受け入れ先を決めるのに、手間取るケースも実際に出てきています。
患者さんと話していると、ほとんどの方は最大限の注意を払っているようです。
感染状況が収束に向かうように、より一層の引き締めをお願いしたいと思います。



感染を抑えきらないうちに経済を回し始めた結果、多くの国民が命の危険に晒され続け、医療関係者にクリスマスも正月も期待できないような状況が生じています。
同じ島国のニュージーランドや台湾は、新型コロナをほぼ征圧しています。
日本もやればできるはずです。