● 薬の説明書のイラスト 265 ●


関東以北は天候不順で気温もあまり上がっていないようですが、鹿児島は例年よりも暑い日が続いていてうんざりします。

昔ながらの知恵として、打ち水というのがあります。
確かに温度を下げる効果があるようですが、逆に湿度も上げてしまうので、体感的にはあまりかわらないように思います。
そのせいでしょうか、打ち水に関するイベントが一時よりは減ってきたような気がしますが。

自宅で打ち水をしたことがありますが、少々撒いたくらいでは駐車スペースのコンクリートや道路のアスファルトではあっという間に蒸発してしまいます。
表面が冷え、水が残るくらいになるには結構な水の量を必要とします。
そうやって苦労しても、元に戻ってしまうのにそんなに時間はかかりません。

2020年の真夏に開催予定の東京オリンピックでは、暑さ対策として競技場周辺へのミストシャワーの設置などと同時に、打ち水を普及させようという対策に乗り出しました。
行政がこれでは・・。
道路のアスファルト面の温度上昇を抑える工夫をしたり、緑化を推進したり、フラクタル日除けを導入したり、人工排熱を抑えるために車の往来や工場の操業を制限したり、他にやるべきことはあると思います。

8月後半のイラストは昨日から打ち水に変わっています。



うちみず