○○ 学会レポート2012 その4 ○○


満員御礼「抗血栓薬の内視鏡処置前後の取り扱いについて」
ランチョンセミナーで立ち見が出たのには少々驚きました。
軽んじることのできないテーマなので内視鏡医がこぞって集まるであろうことは予想できたはずなのに、用意された会場がそれに見合っていなかったのです。 

抗凝固薬・抗血小板薬の必要性や休薬による影響などについて循環器医と脳血管内科医の医師から直接話を聞ける機会は案外ないものです。
疾患の再発防止のためにこれらの薬剤がいかに大切であるのか、よく理解できてとても有意義なセミナーでした。
異なる領域の医師が協調して治療をめぐる問題点の議論を深めていくのはとても大切なことだと思います。

最近、この分野には新薬がいくつか登場してきましたが、中には消化管出血のリスクが従来薬よりも高いものがあります。
使い勝手がよく再発防止に優れたものが生き残っていくのでしょうが、それにしても薬価があまりにも高過ぎませんか ?