青紀ひかり【診察室のBGM 178】


2016年に一度紹介している 青紀ひかり 。( → 青紀ひかり 「やっぱ好きやねん」)
その時も男性ヴォーカルの曲を集めたアルバムでしたが、今回も昨年にリリースされた「Otokouta」シリーズの第三弾
「Otokouta...Nostalgia」をピックアップしてみました。
今回の作品では、森進一、布施明、石原裕次郎といった昭和中期のヒット曲が集められています。

このアルバムで彼女の魅力的なヴォーカルに絡むベースは
ロン・カーターです。
彼のベースが一番際立っているのが、内山田洋とクールファイブを代表するヒット曲
「そして神戸」ではないでしょうか。
彼の弦捌きで見事にジャズのテイストに仕上がった昭和のムード歌謡。
元歌の奥深さを改めて噛みしめることができました。

作曲した
浜圭介には、この他にも素晴らしい作品が多いですよね。
奥村チヨの「愛の終着駅」や三善英史の「雨」、八代亜紀の「雨の慕情」などはジャズの素材としても十分魅力的です。