寒い日が多かった今年の2月。
本日25日からは平年並みの気候に戻ってきたようです。。
いつものように Twitter 上でつぶやいた医療情報の中から、今月は10個の話題を振り返ります。
最初は腸内細菌に関する情報です。
① ピロリ菌は体に何一ついいとは思っていませんが、冬季の代謝コントロールには役立つのでしょうか。
冬眠にも腸内細菌が重要。ウレアーゼが重要なら、冬眠にピロリ菌が役立つってことになりますね。‥冬眠中にも「筋肉を維持」できるのはなぜか https://t.co/uaIAMVqKPd
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 30, 2022
② 治療に難渋する偽膜性腸炎。治療に有用な腸内細菌も絞れてきたのかも知れません。
偽膜性腸炎は治療に難渋しますが、ファーミキューテス門を使った腸内細菌製剤が効くようです。ファーミキューテス門には納豆菌も属していますね。‥腸内細菌の薬で難治性腸炎を予防 3日使用で再発を68%抑制 https://t.co/73pyjFN7b8
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 7, 2022
③ 体にいいとされる不飽和脂肪酸 ( 魚油 ) も腸内細菌次第で効果に個人差があるようです。
オメガ3脂肪酸の効果に個人差があるのは腸内細菌叢が異なることが要因か。‥オメガ3脂肪酸による健康増進、腸内細菌代謝物αKetoAが重要な可能性-NIBIOHNほか https://t.co/LMjMQe9Ct3
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 25, 2022
次に、生活習慣に関連する話題を3つ。
④ 最後の食事から就寝まで、少なくとも2時間は開けるように指導していたのは間違いありませんでしたが、メラトニンが関与しているとは思いも寄りませんでした。
メラトニン分泌の増える夜遅くに食事をすると血糖値が上昇。就寝の2~3時間前までに済ませ、就寝前は食べないことが大切。‥夕食はいつ食べると良い? 夜に食べるタイミングが糖尿病リスクに影響 メラトニンと遺伝子が影響 https://t.co/nYGUJMKLp1
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) January 31, 2022
⑤ メタボは頭の回転も鈍らせてしまうようです。
体脂肪増加は、思考力と記憶力が低下するリスク因子 https://t.co/VKxiouPxQl
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 10, 2022
⑥ 世界的にみて日本人の睡眠時間は短いですが、たっぷり寝るといいことがあるようです。
平均睡眠時間を1.2時間延ばし、対照群と比較してカロリー摂取量が1日あたり平均270 kcal減少。‥より多く眠れば、カロリー摂取量が低下 https://t.co/TobbvwIUQA
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 14, 2022
最後の4題は、個人的に興味のある話題です。
⑦ ヒトはいつから薬を活用するようになったのか、この疑問の答えがここにありそうです。
チンパンジーは薬草を活用していることもわかってますよね。‥虫を薬に?傷に塗る習性発見 野生チンパンジーの群れで観察https://t.co/gBY8POuTQf
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 7, 2022
⑧ 血液型O型の人はいろんな感染症にかかりやすいとれさてますが、新型コロナウイルス感染症で重症化しにくいというデータがもあるようです。
O型の人は天然痘には罹りにくかったんですね。‥新大陸の血液型は「天然痘」で決まった インド研究で明らかに https://t.co/kKQEnDuOHo
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 19, 2022
⑨ 運動がドライアイの症状緩和につながる可能性がありそうです。
有酸素運動で涙液分泌と涙液層の安定性がもたらされるようです。‥運動はかゆみを伴うドライアイの緩和をもたらす https://t.co/U3j7kYhBrq
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 21, 2022
⑩ 12月には、過活動膀胱にロキソニンなどの解熱鎮痛剤が効く可能性が示唆されましたが、一部の抗アレルギー薬も有用かも知れません。
過活動膀胱に一部の抗アレルギー薬が効くってことでしょうか。‥過活動膀胱、血小板活性化因子PAFが原因物質の1つである可能性-東邦大 https://t.co/bMd97nIjXp
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) February 24, 2022