雨が少なく、半ばには夏日もあるなど過ごしやすい11月でしたが、今週末はかなり冷え込むようです。
体調には十分気をつけて下さい。
さて、ツイッター上でつぶやいた医療情報を月末にピックアップしてお届けしている「今月のつぶやきから」。
今月は10個の情報を選んでみました。
まずは、新型コロナウイルスに関しての情報から3つ。
① 犬の嗅覚を活用した新型コロナの検査ですが、訓練に手間ひまはかかりそうですね。
乗客の肌を拭いたシートのにおいを嗅がせる。PCR検査の陽性率と大枠で合致、犬の探知結果の正確性はほぼ100%だったそうです。‥空港の「コロナ探知犬」実地試験、初期結果は上々 フィンランド https://t.co/kc3MVALBld
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 29, 2020
② 普段の風邪の原因となるウイルスのうち、10~15%はコロナウイルスとされています。この免疫が新型コロナウイルスに対しても有効なのかも知れませんね。
米国の健康保険の記録の解析で、過去1年間(2019年3月~2020年2月)に風邪と診断された人は、そうでない人と比べて2020年3月から7月までの間に新型コロナと診断されるリスクが20%以上低かった。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) October 31, 2020
興味深い報告です。https://t.co/lm8nbuONN5
③ こういう報告があると、注力すべき対象を絞り込む事ができます。
貴重な情報です。‥新型コロナ、母子感染および新生児の感染リスクは低い-英報告 https://t.co/Nmi1bn77hw
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 25, 2020
次に、認知症に関わる報告を3つ。
④ 大豆摂取時に腸内細菌の助けを借りて生成されるエクオール。腸内細菌のバランス次第でうまく合成できない人もいるようです。
エクオールはそんな働きも秘めているのですか。‥大豆の代謝物に認知症リスクを低下させる可能性 https://t.co/DgZmXnDmjZ
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 9, 2020
⑤ 騒音も認知症の一因となるようです。
ご近所の騒音が認知症のリスクに。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 16, 2020
騒音はメタボとの関連も言われてますね。‥Neighborhood noise may increase dementia risk https://t.co/gZPqVgIacK
⑥ メトホルミンは発売されて60年以上経ちますが、次々に新しい働きが見出されています。
豪州の70~90歳の高齢者1,037人の経過を6年間追跡。メトホルミン非服用の糖尿病患者の認知症を発症する割合が服用患者に比べて約5倍高い。すごい差がついてますね。‥メトホルミンで認知症リスクが低下 インスリン感受性を高め脳の血管を保護? https://t.co/QT77QY756g
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 17, 2020
最後に、個人的に驚いた話題を4つ選んでみました。
⑦ 根本的な治療法のないネフローゼ症候群が、物療で改善するとは驚きです。
これは意外でした。‥ネフローゼ症候群、電気+温熱の物理刺激で腎病態改善の可能性-熊本大 https://t.co/b8cpQ5gGyN
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 6, 2020
⑧ 食事を摂るタイミングが蛋白尿に関係しているというのも驚きです。
朝食を抜くことに何のメリットもありませんね。‥朝食欠食と遅い夕食、たんぱく尿リスクと関連 https://t.co/8v9M7uX9v4
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 12, 2020
⑨ 精子は競争しているのではなく協調しているというのも驚きです。
精子が集団化することで遊泳速度、効率が高まる協調遊泳の効果があるようです。‥精子が互いに助け合って泳いでいることを発見-東北大 - https://t.co/kGxhTM1BZD
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 18, 2020
⑩ 簡単に診断できない肺高血圧症が、AIの力を借りるとレントゲン写真1枚でわかってしまうというのも驚きです。
現在、心臓カテーテル検査による圧測定が肺高血圧症の唯一の診断法ですが、これなら開業医レベルでも早期発見ができますね。‥AIで胸部単純X線画像から肺高血圧を検出-徳島大ほか https://t.co/GNrcXAS6we
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) November 20, 2020