◆ 診療所ライブラリー 133 ◆
内科医は、患者さんの症状から診察や検査結果を基に診断を下して薬を処方する、というのが主な仕事です。
薬は正しく使ってこそ薬になるのですが、患者さんが想定外の判断をしてしまうことが多々あります。
これまでで一番驚いたのは、友人に処方されたインスリンを借りて試しに打ってみた、という糖尿病の患者さんの行動でした。
インスリンは、それぞれの患者さんの血糖の状態に応じて、種類や打つタイミング、量を決めますので、好き勝手に注射すると重篤な低血糖を起こし、昏睡に陥ることすらあります。
今回紹介する「失敗から学ぶ薬を使う時の12のルール」の中では、自己判断での薬の減量・中断、他人に薬を譲るなど、日常でよく遭遇する事例を12個挙げ、それを通して薬の基本的知識や適正使用の大切さが楽しく学べる構成になっています。
イラストが多く平易な文章が心がけられているので、小学生でも読めるのではないかと思います。
我々もこの本に書かれているような事態が起きる可能性も考慮しつつ、処方がややこしくならないように心がけたいですね。
内科医は、患者さんの症状から診察や検査結果を基に診断を下して薬を処方する、というのが主な仕事です。
薬は正しく使ってこそ薬になるのですが、患者さんが想定外の判断をしてしまうことが多々あります。
これまでで一番驚いたのは、友人に処方されたインスリンを借りて試しに打ってみた、という糖尿病の患者さんの行動でした。
インスリンは、それぞれの患者さんの血糖の状態に応じて、種類や打つタイミング、量を決めますので、好き勝手に注射すると重篤な低血糖を起こし、昏睡に陥ることすらあります。
今回紹介する「失敗から学ぶ薬を使う時の12のルール」の中では、自己判断での薬の減量・中断、他人に薬を譲るなど、日常でよく遭遇する事例を12個挙げ、それを通して薬の基本的知識や適正使用の大切さが楽しく学べる構成になっています。
イラストが多く平易な文章が心がけられているので、小学生でも読めるのではないかと思います。
我々もこの本に書かれているような事態が起きる可能性も考慮しつつ、処方がややこしくならないように心がけたいですね。