野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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街路樹

<< 武岡の街路樹 5 >>


今回紹介するのは「武岡の端っこを歩く
第41回44回45回 でとりあげた部分と重なりますが、武岡六丁目の街路樹です。
県道水上坂横井線 ( 地図A ) と、それに直交しておおとり幼稚園に向かう道路 ( 地図B ) にはイチョウが植えられています。
武岡で街路樹としてイチョウが見られるのはここだけです。 


6丁目


落葉やニオイを伴うギンナンの実が嫌われるせいでしょうが、Aの県道部分のイチョウは枝がばっさりと切り取られて見栄えがよくありません。
だったら最初から他の樹種にしておけば良かったのにと思うくらい情けない姿の33本。
まったくシャッターを押す気になれませんでした。
ちなみに、イチョウは道の北側のみ植えられています。

対して地図Bの道路は枝っぷりは良くないものの県道側よりはまだまし。
でも、この道路沿いにある武岡台公園の中に植えられているイチョウには大きく負けています。
取材した日は、すっかり葉を落とした木が多く、狙っていたような写真が撮れませんでした。


落ち葉


10月初めに散歩した時、この道路沿いにはギンナンの実をつけている雌株が4本あるのを確認しています。
ギンナンは土に埋めておくと臭いが薄れますし、電子レンジでチンすると殻が剥きやすくなるのですが、イチョウ並木のご近所さんは活用している気配がありませんでした。
せっかくの自然の恵みです。
もったいないですよ。 


ギンナン
武岡の中でもかなり平坦な場所で、散歩には最適な道です。
Aの北側は桜島も眺めることができるなど、遠くまで見通せます。
皆様の散歩コースに活用してみて下さい。

<< 武岡の街路樹 3 >>


昨年まで続けていた「武岡の端っこを歩く」では、文字通り端っこの道ばかり歩きましたが、今回は武岡ハイランドと呼ばれる武岡四丁目武岡五丁目のど真ん中を貫く道です。
水上坂を上がってそのままずっと直進すると今回紹介する道に繋がりますが、四丁目に入った所から街路樹の種類が変わります。


4_5丁目


ちょうど鹿児島相互信用金庫武岡支店の場所で、道が右に曲がりながら下り坂になります。
その地点からは北側はホルトノキが道の両側に計50本並んでいます。
どういうわけか、生長は一様ではないようで樹勢にはばらつきがあるようです。
中には新しく植え替えたものがあるのかも知れません。
ホルトノキの根元の低木群としてヒラドツツジが植えられています。


道02


ホルトノキは、ほとんど毎日のように見ている木なのですが、このシリーズを始めるまで名前も知りませんでしたし、7月になると花が咲くなんて全く気づきもしませんでした。
この時期を待って取材すると、白く細長い花びらを下向きに垂らして密集して咲いている地味な花にミツバチがいっぱい集まっていました。
虫たちは知っているのですね。


ホルトノキの花


ホルトノキは一見するとヤマモモと区別がつきづらいです。
特に葉っぱはそっくりです。
鹿児島の街路樹としてヤマモモが選ばれていることも多いのですが、武岡には街路樹としては植えられていないようです。

地図で赤く示した道の長さはおよそ700mありますが、途中に信号のある交差点が2ヶ所しかありません。
そのせいか、車がけっこう飛ばしていますけど、両側の歩道は十分な幅が確保されているので、樹木を観賞しながら散歩するのも楽しいですよ。

<< 武岡の街路樹 2 >>


武岡の一丁目から三丁目にはいわゆる緑道が整備されている場所が何ヶ所かあります。
今回は「武岡の端っこを歩く」であまり登場する機会のなかった 武岡二丁目に焦点を当てて、緑道の一つを紹介します。

場所は二丁目の 1から10の番地が振られたエリアです。
田上の洗出 ( あらいだし ) から明和方面へと続く武岡の中心となる市道と水上坂横井線の間に挟まれた部分で、緑道がカタカナの「キ」の字に配されています。


緑道


緑道は商店や学校などの公共施設間を結んでいて、歩行者の安全を確保するために車が入れないようにしている道であることは、皆さんもご存知のことでしょう。
武岡小学校前交差点と武岡団地常磐口交差点の間にはヤナギムラや武岡酒店など有名な店もありますが、住民が日常の買い物をするようなお店はそれほど多くはありません。
しかし、地図の島田内科の場所には、武岡団地が開かれた当初は山形屋ストアがあったのです。
その後、山形屋ストアは武岡五丁目に移転したという歴史は、新しく住んだ方はご存知ないでしょうね。
鹿児島市も、このあたりに商業施設などを整備する意図があって緑道を設けたのではないかと思いますが、現在ではそれほど有効に活用されているとは言えません。
しかし、のんびりと静かな雰囲気が味わえるので、散歩コースに組み入れてはいかがでしょうか。


ヒラドツツジs


写真は先月の後半、この緑道の北西側から南東方向を写したもの。
下り坂になっていて、中央にはヒラドツツジが植えられています。
民家の狭間で日照時間が少ないせいなのかそれとも剪定が悪かったのか、花はあまり咲いておらず、花芽も少ないようでした。
ちなみに「キ」の字の横棒に該当する道のツツジはかなりたくさんの花を付けていました。

余談ですが、島田内科が今月から診療をお休みすることになりました。
1万人以上が暮らす武岡で地域の医療を担ってきた診療所が減るのは大きな痛手ですね。

<< 武岡の街路樹 1 >>


2007年から昨年まで「武岡の端っこを歩く」を60回にわたってお届けしました。

次にどんなことをテーマに武岡を紹介しようかと、この 1年の間にあれこれ思案しておりました。
それでようやく着想を得て今回からお届けするのがこのシリーズ「武岡の街路樹」です。
これまでが端っこから武岡の外を眺めるばかりでしたから、武岡の中心部がレポートできるのではないかと思っています。

しかしながら記念すべき第1回に選んだ場所は、中心部とは言えない場所。 
実は「武岡の端っこを歩く」の第13回第14回で通った場所になるのですが、武岡三丁目の32番地と34番地をつなぐ遊歩道です。( 地図の赤い部分 )

地図

ここには武岡の街路樹としては珍しく桜が植えられています。
武岡下公園より東側には8本、西側には12本のソメイヨシノ
今回の取材で初めて気づきましたが、西側の端にはさらに黄桜河津桜が1本ずつ植えられています。
ゆっくりと周囲の景観を楽しみながら歩くと、新しい発見があるものですね。 

武岡下公園の桜02

写真のようにこの道は、北側の法面は高さのあるコンクリートで固められています。
この巨大な壁に映る桜の木々の影に囲まれながら、車を気にせずのんびり散歩できるのが素晴らしいですよね。
もちろん、影が壁まで伸びるのは朝夕に限られますが、桜の花は朝露の残る早い時間帯が最もきれいだと言われていますので、春は朝のうちを狙ってこの場所を通り抜けてみてください。
ちなみに今回の写真も午前8時頃に撮ったものです。

鹿児島では紫原の桜街路樹が有名ですけど、桜は落葉とか害虫のことや剪定に不向きという事情から、街路樹としてお目にかかることは滅多にありません。
武岡ではあちこちの公園に桜が植えられているのですが、花の季節になるとこの遊歩道のような場所がもう少しあってもいいのになと思ってしまいます。


こんな感じで、不定期にそして場所はランダムに、このシリーズを綴っていく予定ですので、参考にして武岡のあちこちを探検してみてくださいね。

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