7月に入って、鹿児島県では新型コロナウイルスに感染する人が爆発的に増えました。
特にショーパブ関連で77例という大規模なクラスターが起こったことは全国的なニュースになりました。
私のツイッターでも新型コロナに関する話題提供が多数を占めましたが、月末の恒例のこのシリーズでビックアップした情報は、コロナとはあまり関連のないものとしてみました。
最初は、食事に絡んだ興味ある5題。
① コレステロール含有量の極めて高い卵の黄身を食べてもコレステロールは上がらないとされ、食事指導は本当に難しいですが、高コレステロールの人は炭水化物を控えるのがいいという報告。
そっちの方が大事なようですね。‥高コレステロールの人は炭水化物を避けるべき https://t.co/oCBFsgJtrS
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 10, 2020
② 東アジアにはアルコールを分解する酵素が弱い人がいるのですが、これも面白い発見ですね。
甘味への嗜好が強いほどアルコール消費が少ないという、東アジア人特有の遺伝子の研究報告。興味深いですね。‥https://t.co/fYOOUmkFdE
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 13, 2020
③ 痩せたければ野菜を多く摂りましょう。
野菜摂取量が1日100g増えると体重は減少。日本人対象の大規模な調査結果です。‥野菜を食べると体重が減りやすい 日本人5万人超を調査 果物の食べ過ぎには注意 https://t.co/KxU51oG7c6
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 13, 2020
④ これはとても大事なことで、同じカロリーの食事でも摂取するタイミングを間違ってはいけません。
夕食から就寝までの時間はたっぷり取っているかどうか、問診でしっかり聴取し指導に活かしています。‥夕食の時間が遅いと寝ている間に体重が増える可能性 https://t.co/EH3BTE4U9z
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 21, 2020
⑤ 高脂肪食は以前から大腸がんや炎症性腸疾患に繋がりやすいという報告がありましたが、抗生物質が絡むと更にリスクが高まるという報告。腸内細菌のバランスがとても大事なのでしょうね。
高脂肪食の人が抗生物質を服用すると炎症性腸疾患の前段階状態となるリスクが8.6倍。‥高脂肪食×抗生物質、腸の炎症リスク大幅増 https://t.co/43oTKCgqKC
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 27, 2020
次に、既存の薬についての話題で、特に既存薬に様々な期待が寄せられています。
⑥ 名前が伏せられているものの、新型コロナウイルスの治療薬として日本製品が有望なようです。
富岳、大活躍です。日本の既存薬が第一位みたいですが、名前出したら品不足が起るでしょうから薬品名出さない方が無難でしょうね。 https://t.co/sBOLAdUOCo
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 3, 2020
⑦ アルツハイマー型認知症に、喘息の治療薬が効く可能性。
アルツハイマー病患者脳の神経細胞にみられる神経原線維変化をドブタミンや喘息治療薬サルブタモールが阻害。‥Asthma drug could serve to treat Alzheimer's disease https://t.co/mL3nKupokT
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 6, 2020
⑧ ポビドンヨード ( イソジン ) を手術前の消毒に当たり前のように使われていますが、本当に術後感染を予防したいのなら考え直した方がいいようです。
術後感染に関して、日本で開発されたオラネキシジンはかなり有用ですね。
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 20, 2020
ポビドンヨード < クロルヘキシジン < オラネキシジン
という図式。
日本ではポビドンヨード ( イソジン ) がいまだに主流ですが、エビデンスに基づいて変えていくべき。https://t.co/k7DEF3Xpwh
⑨ これも新型コロナウイルスの治療薬候補として、日本で開発されお蔵入りとなっている薬が有望だという報告。
iPS細胞で作製した肺の細胞を新型コロナに感染させる実験で、骨粗しょう症の治療目的で開発された薬により感染細胞数が72%減。‥小野薬の開発中止品含め3候補 新型コロナ治療薬に有望 - https://t.co/W50jZmO4nI
— 野口内科_日々の独り言 (@washi_omu) July 25, 2020