〈〈 武岡の端っこを歩く 25  常盤一丁目 〉〉

地図の右下の地点、歩行者専用のトンネルをくぐって武・武岡線の北側へ行きますと、今度は下り坂。
常盤の町へ降りていくことができます。
平成19年10月からこのあたりは常盤一丁目と住居表示が変更になりました。

坂を降りながらびっくりしたのは右手にいくつかある防空壕。
近所の方が駐車場や物置代わりに使っているんですね。
鹿児島には防空壕がいっぱい残っていましたが、あることをきっかけにして入口が次々と封鎖されています。
こういう活用法もあるんだと感心しました。

住宅の合間を縫うように車がやっと通れる細い道を辿ると、普段よく使っている市道水上坂横井線に出ます。
へえ、こんなところに繋がっているんだと思いながらしばらく交通量の多い道を西へ歩き、再び南側の細い道に入ります。
だんだん勾配がきつくなり、カーブしたところで目にしたのが写真の光景。(地図 A)
シラスの崖が崩れないようにコンクリートで固めた法面は見事なまでに苔で覆われていました。
このあたりは肌にジメッと感じる湿度がこもっていますし、山と山に挟まれて日照時間がかなり限られると思います。
条件が揃って、美しくきらめくモスグリーンの壁が完成したのでしょうね。
この壁を楽しみながらきつい坂を上り詰めると、地図の左下の地点で市道武・武岡線に戻れます。


さて、脇道探検は終わりにして再び武岡の端っこをひたすら歩いていくことにします。
 


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